ヤフオクのフリマモードとは?Yahoo!の焦り、メルカリ対策について
ヤフオクがついに「フリマモード」という機能を作って、CMでもなり振り構わない姿勢になってきましたね。個人的にはついに、という感じですが大事な節目になるような気がしているのでまとめてみたいと思います。
フリマアプリ、「メルカリ」って何か?>
「フリマモード」っていう機能がヤフオクについた訳ですが、「フリマ」という言葉はここ最近ものすごく伸びてきており、そのおかげで「フリマモード」の意味も何となくわかりますね。
フリマアプリといえば、「メルカリ」が今や圧倒的No1ですが、実は日本で初のフリマアプリはメルカリではありません。ヤフオクの話に入る前に、今回はフリマアプリの生まれから、現在をざっくりまとめたいと思います。
元祖フリマアプリは「フリル」、「メルカリ」は実は2番手
現在のNo1は「メルカリ」ですが、実は日本発のフリマアプリは女性ファッションに特化した「フリル」が最初のアプリなんです。
リリースは「フリル」が2012年7月で、「メルカリ」が2013年7月と、一年早くリリースしているのですね。フリルも非常に素晴らしいサービスで、女性ユーザーを早いうちに囲い込み今も伸びていますが、メルカリはお金の使い方が素晴らしく、ユーザーが伸びていくフェーズにおいて広告・CMともに上手く、物凄い速度でサービスを伸ばしています。
メルカリがリリースして1年経つ頃には、すでにNo1の地位を獲得し、そのままずっとフリマアプリのトップを独占しています。
フリマアプリは多くのサービスがリリースしては淘汰されてきましたが、最近はフリルが楽天傘下に入ったため、「メルカリ」vs「ラクマ、フリル」という構図になっているのも興味深いところです。ただ、2つのサービスを相手にしても、メルカリの方が3倍近い流通総額を持っていると思われるので、今後どうなるか楽しみだなと思っています。
フリマアプリとヤフオクについて
ちょっと話が逸れましたが、フリマアプリは前項のような形で非常に伸びてきました。
メルカリが出てきた時から、個人間取引のプラットフォームということで「ヤフオクがライバルですか?」のような話はありましたが、メルカリ代表の山田さんは「ヤフオクを使ってない層を取っているのでライバルとは思っていない」のようなコメントをしていました。
正直、全くのライバルじゃないというのは無理があると感じていましたが、ヤフオクはオークションなので少しリテラシの高い人かつ男性メインのサービス、 メルカリはリテラシが低い女性メインだったので、あながち嘘でもなかったのかと思います。
ヤフオクがついにメルカリに危機感を感じている?
本題ですが、最近のCMの動きを見る限り、Yahooとしてはメルカリをライバルとして認知し本格的な対策に乗り出したのかと思います。(もっと前から検討してたと思いますが、最近ついに動き出したというのが本当だと思います。)
というのも、メルカリの流通額がかなり伸びており、一部カテゴリを除けばヤフオクに近い数値になっているのではないかと思うからです。
メルカリは非上場企業なので正確な数値はわかりませんが、おそらく現在の月間流通額は200億前後まで伸びているのではないかと思います。そして、ヤフオクは600億前後なという数字です。
まだまだ3倍の開きがあるので圧倒的かとも思えますが、メルカリは実質3年ちょっとでこの伸びです。また、3倍の開きがあるとはいえ、カテゴリ別であればヤフオクレベルに育っているのではないかと思います。
ヤフオクはデジタル系商材や車など、高単価なものの利用が多くあるので流通額としては非常に高いものがあります。ただ、そのカテゴリを抑えている状態で3倍の差ということは、ファッション系の商材でいうとメルカリが同レベル、または勝っていることもあり得ると思います。
最近メルカリも車など高単価商材に力を入れてきていますので、ここでヤフオクユーザーを取り入れていくことができるなら、一気に流通額で追いつくこともあり得るので興味深くみたいところですね。
ただ、もちろんそんな簡単ではなく、「フリマアプリ」は「簡単に取引」できることが売りな反面、車など高額な商品だったり詳細検討が必要なデジタル製品を取り込むのは難しいとも言えます。とくにメルカリは低単価なファッションを多く雑多に扱っているアプリなので、そこで高単価な物を販売するかは微妙なところですがどうなっていくかですね。
ヤフオクのフリマモードについて
まとめですが、ヤフオクの新機能については、これらの状況に対しての対策であると思います。ヤフオクという「オークション」サービスであるにも関わらず、なり振り構わず、若干自虐的なCMまで展開しているのは焦りも見えつつ、正直大手でこれはすごいなと思いますので、対メルカリの施策をどう展開していくのか楽しみです。
差別化としては正直あまりなく、、オークションサービスに無理矢理フリマモードを乗せているのでわかり難い点は否めませんが、手数料は多少ヤフオクの方が安くなる可能性もあります。
フリマアプリは販売手数料が10%をベースにしていますが、ヤフオクは8.64%です。ただ、ヤフオクは月額300円ほどの月額費用がかかってしまうのでライトユーザーからするとメルカリの方がやりやすい印象ですね。
ちょっとまとまりのない文章になりましたが、ヤフオクの動きが面白かったので備忘になります。今後ヤフオクがどう動くのか楽しみにしたいと思います。
未経験でもWebディレクターになれるか?現役Webディレクターからのアドバイス
未経験からでもWebディレクターになれますか?という話をたまに聞くことがあったので、どうすればなれるか、について書きたいと思います。
結論から言うと、以下だと思っています。
・会社によっては未経験でもWebディレクターになれる
・個人的にはWebデザイナーを経由してのステップアップをオススメ
どういう会社のWebディレクターなら入れるか?
以前、以下の記事でWebディレクターのスキルについて書きました。
Webディレクターとは?仕事内容や必要なスキル・資格について
上記の記事では「インハウスのWebディレクターで、企画を兼務」する場合のスキルを書いたのですが、つまり「インハウス」のWebディレクターになるには未経験だとスキルがたらず難しいのが現実だと思います。
※新卒であれば、未経験から企画やWebディレクターとして採用する場合もありますが、中途の場合ほぼないと思います。
ではどこなら入れるか?ですが、「制作会社」の「アシスタントディレクター」としてであれば、採用の枠はあると思います。
制作会社の場合、Webディレクターが同時に複数の案件を回していて、かつ複数クライアントへの連絡・調整・資料作りなど多くの仕事を持っているので、専門的なことができなくても、まずは「アシスタント」として雑務を手伝うような役回りも必要になってきます。
サイトの企画に携わったり、予算管理・プロジェクト管理など、想像しているWebディレクターの仕事にすぐ携わることは難しいと思いますが、Webディレクターの横で色々な雑務をこなしながら仕事を覚えていくことができるので、そういう形でWebディレクターを目指していくことは出来るかと思います。
また、インハウスのWebディレクターは採用枠が少ないですが、制作会社は正直待遇なども良くなく大変な会社が多いので、辞める人も多く、入社のハードルが低いことも多いです。
上記のような理由から、制作会社でまずは「アシスタントディレクター」としてWebディレクターを目指す道であれば、未経験からでもWebディレクターになることができます。
ちなみに、この方法でWebディレクターを目指す場合のメリット・デメリットは以下になります。
制作会社からWebディレクターを目指すメリット
・入社のハードルが低い(インハウスに比べて)
・多くの案件に関わることができる
制作会社からWebディレクターを目指すデメリット
・給料などの待遇が良くない
・アシスタントディレクターの期間は雑用に近く大変
・アシスタント期間は勉強中とは言え、時間がもったいない
WebデザイナーになってからWebディレクターを目指す!
個人的にはWebデザイナーを経由してからWebディレクターにキャリアアップしていく道をオススメしたいと思います。
Webデザイナーも、Webディレクター同様に未経験で採用されるのは難しいのですが、Webデザイナーのスキルは目に見えるので、Webデザインの学校へ行ってしっかり学べば、 Webデザイナーとして入社することは可能です。
(もちろん実務で使えるレベルと判断される必要はありますが、Webディレクターの場合はスキルを判断するのが実務・実績でしか判断できないので、自分の頑張りでなんとか出来るのは大きいと思います。)
Webデザイナーを経由する時間は無駄じゃないか?
先ほどアシスタントを経由するのは時間がもったいないと書きましたが、Webデザイナーの経由も同じだと思われる方が多いと思いますね。ただ以下の理由で、むしろメリットになると思っています。
①Webディレクターから指示を受ける立場を経験出来る
Webデザイナーはプロジェクトの中でWebディレクターとチームで仕事を行うので、近くで動きを見つつ、また指示を受ける立場を経験することができます。
今後Webディレクターを目指す上で、「こういう言い方をすれば、モチベーションが上がる」「こういうやり方だと動きやすい」など、作り手の気持ちを理解できていることは非常に大きいです。
自分でできないことを指示してくる人より、自分の作業も出来る人から指示を受けた方が納得感がある、ということですね。
②Webデザイナーのスキル自体が役に立つ
Webディレクターは、プロジェクトを円滑に進めていくことが仕事ですが、指示する作業が「どういう作業か分からない」と適切な指示も出せないですよね。
また、サイトの簡単な作業などを自分で出来ること自体一つ強みになります。
最悪仕事がなくなっても、デザインのスキルを持っておけば、単発の受注案件で「デザイン」「コーディング」の仕事も出来るので食いっぱぐれるリスクもなくなるのも良い点かもしれません。
上記のような理由から、Webデザイナーを2,3年ほど経験し、その後にWebディレクターにキャリアアップすることをお勧めします。
WebデザイナーになってからWebディレクターの場合の良い点
実際に私はこのパターンでWebディレクターをやっていますが、実務上でWebデザイナー出身で良かったと思うケースがたくさんありました。
今後、少しずつ実例を出してまとめていきたいと思います。
Webディレクターになりたい方がいましたが、相談にものりますのでコメントなどでいつでもご連絡ください。
少しでも参考になれば嬉しいです。
クレジットカードの不正利用にあっても大丈夫!返金の流れについて
クレジットカード、最近は一般的になってきて誰でも持っている印象ですが、昔は不正利用や詐欺のイメージが強く怖いものでしたね。
当時に比べるとそのようなリスクはかなり少なくなった印象ですが、今でも起こり得るリスクです。
そんな時のために、クレジットカードの不正利用と、起こってしまった際の対応方法を説明します。
■クレジットカードの不正利用とは?
不正利用とは、第三者があなたのクレジットカード情報を不正に入手し、そのカード情報を使ってお店などの決済に使われることです。
基本的には、対面でなくバレにくい、ネット上のサービスで不正利用されるケースが多いです。
■クレジットカードはどうやって盗まれる?
主には以下の方法で盗まれます。
日本では少ないですが、ATMなどに細工を行い、そのATMにクレジットカードを通した際にカード内の情報を抜きとる手口です。ATMにカメラが仕掛けてあり、パスワード入力時のボタン、手の動きを撮影されている場合もあります。
対策としては、海外や怪しい場所のATMはできるだけ使わない、パスワードを入力する時も片方の手で入力している手を隠すなどしてください。
②ネットサービスの個人情報流出
大手ネットサービスへのハッキングにより、クレジットカード情報含む個人情報が盗まれるケースがあります。基本的には、クレジットカード情報は他の情報よりセキュアな場所に管理されていたり、強い暗号化などの対策がされていますが、100パーセント防ぐのは不可能なので起こってしまう可能性はあります。
③クレジットカードの紛失
財布を落としてしまったり、カードをATMから取り忘れたり、ヒューマンエラーによる紛失です。
紛失の場合は、わかった時時点ですぐにカード会社へ連絡し、カードの利用を止めてもらうようにしましょう。
■クレジットカードの不正利用の気づき方
不正利用に気づくのは基本的に以下の2つになると思います。
①クレジットカードの請求書を見る
普段あまり細かい内訳を見ない方も多いかもしれませんが、大きな金額であればさすがに気づきますよね。大体の不正利用は万単位で使われると思いますので、その請求がきたタイミングで気づきます。
②クレジットカード会社から連絡がくる
クレジットカードは、ものによりますが、不正利用の検知システムが導入されており、普段使わない場所や時間で高額利用されると不正可能性としてカードの持ち主に確認が入ります。
■クレジットカードの不正利用にあったら?
不正利用された場合どうなるかですが、結論から言うと、基本的にその金額は払わなくても大丈夫です。
不正利用について、自分で気づく、カード会社から連絡がくる、パターンがあると書きましたがその後の対応方法は同様です。
クレジットカード会社から、その不正利用について使ってないかどうかの確認が入りますが、もちろん「使ってない」と伝えましょう。明らかに自分が使ってないという証拠がなくても、「使っていない」旨を正しく伝えれば問題ありません。
クレジットカード会社は、基本的にカードの持ち主を最大限守るため、持ち主への請求はされることはほぼありません。
ただ、カードの暗証番号が簡単に推測できる場合(誕生日や電話番号の一部)には、請求されるケースもあるようなので気をつけましょう。
■不正利用されても払わなくて良いのはなぜ?
カード会社持ち主を守るという点ですが、じゃあ不正利用の金額は誰が払っているの?と疑問に思いますよね。
不正利用の金額は、カード決済を取り扱っている「お店」が負担しているので、カードの持ち主の負担はないのです。
クレジットカード決済を提供している「お店」は、カード決済を提供することで、「カードで支払いたいお客さんを逃がさない」というメリットを得ています。
その代わり、不正利用があった際のリスクを取っているということです。
また、クレジットカード決済を使った際には、支払い代金の数パーセントをお店が払っています。つまり現金で購入される場合より、クレジットカードで購入される場合のほうが、お店に入るお金は少ないので、お店としてはクレジットカードより現金払いが嬉しいのです。
案外このクレジットカード手数料は負担になっているので、馴染みのお店では現金払いの方がお店に喜ばれますよ。
だらだら書いてしまいましたが、クレジットカードの不正利用はそこまで怖がる必要がないことは分かりましたでしょうか?
もちろん、不正利用があると、カード更新の必要などで面倒なので避けたいところですが、お金は戻ってくるので現金払いよりも安心なくらいだと思えますね。
もし不正利用でドキドキしてる方がいれば、少しでも参考になればと思います。
paymoの割り勘サービスってなに?送金サービスとの違いについて
paymoという割り勘サービスについて、色々すごいな!と思ったので備忘のために簡単に。
paymoってなに?割り勘サービス?
paymoは、木村新司さんというシリアルアンドレプレナーが代表をしているAnyPayという会社が、本日2017/1/19リリースした、友人間での割り勘サービスです。
(木村さんは、アドランティスを作ったり、Gunocyの共同創業者などで有名な方です)
なお、イメージについては、以下のブランディングMVを見ると非常にわかりやすいです。
https://m.youtube.com/watch?v=JRt_TayNrVM
※是非音量ありで見てください。
サービス内容の前に、サービス初っ端からこのクオリティのMVを出しただけで、センスの良さを感じるなと思います。
paymoの使い方、割り勘の仕方
①paymoのアプリをダウンロード
②アカウント登録(電話番号などの個人認証は不要なのですぐ登録できます)
③割り勘の対象となるレシート写真を添付して、払ってほしい金額を入力し、友達に送る。
④完了
⑤支払われたお金はpaymo内に貯まるので、銀行口座へ出金ができます。(出金は200円の手数料がかかります。)
ユーザーとして便利だと思った点
アカウント登録がとてもシンプル、すぐ終わるので途中で離脱するまでに至りません。
また、友人への割り勘請求、割り勘請求に対する支払い方法もシンプルで分かりやすいです。
LINEpayでも友人間の送金(割り勘)はできますが、やはりこのようなサービスの場合、一つのサービスとして切り出してアプリにした方が断然わかりやすいですね。
LINEは本体アプリの中に埋め込む形ですが、あれだと使うまでのステップがどうしても長くなり、どうしても使う気になれないです。
企画としてすごいなと思った点
MVのクオリティや、ターゲットなども色々考える点ありますが、今回は送金周りのスキームについて。
まず、日本では送金というのは基本的に銀行だけしか行ってはいけないように法で決められています。
ただ、数年前に資金決済法というものができ、一定額以下だったり条件によっては、資金移動業登録をすることによって可能となりました。
なので今回AnyPayは資金移動業登録して、送金サービスをしているのかと思ってましたが、なんとしていませんでした。
スキームですが、「送金」ではなく、あくまで「債務に対する支払い」ということで割り勘サービスを実現しています。
簡単に言うと以下の形です。
【送金】
AさんからBさんに500円送る
【債務に対する支払い】
Bさんが1000円のレシートを添付し、「割り勘した代金の半分ちょうだい」と500円を請求。
そしてAさんはそれに合意し、500円を支払う
ということです。
サービスを使う人は特に意識せず、「レシートを添付して請求」し、「その額を支払う(割り勘する)」だけなので、お金を送金している感覚です。
ただ、サービスのスキーム(建前)としては、請求された債務への支払いなんだ、ということです。
弁護士確認はすんでるが、関係省庁への確認はしてないとの事ですが、自信があってのことなんだなと感じます。
こんなスキーム、かなり法律に詳しくないと絶対思いつかないですね。。
ちなみに、以下で調べてみたところ、今回のケースは確かに債権債務の契約上問題ないように思えました。
↓
債権・債務の発生
http://www5f.biglobe.ne.jp/~nobu-yamada/min61.html
抜け道のような使い方ですが、これは「すごいな!」という思うしかないです。
木村さんまたはサービス企画者が、元々このスキームでいけると思って作ったのか、やりたいことを弁護士相談する中で見つけたのか、前者だったら本当に尊敬だなと感じます。
新規事業を作る上では、このようなスキーム作成が非常に大事なスキルになるので、備忘をこめて書きました。ぜひ参考までに。
▼ぜひ以下からアプリをダウンロードして使ってみてください~
Webディレクターの年収と転職について 東京のリアルな数字で解説!
Webディレクターの年収って、企業や職種平均でまとめた記事を定期的に見かけるのですが、具体的ではなくて分かりにくいですよね。
働くエリアや会社の形態によっても変わってくるところですので、
今回は「東京」の「事業会社」に絞ってリアルな年収を解説していきたいと思います。
※事業会社=受託制作を行う制作会社ではなく、自社内に開発体制をもち、自社サービスを運営している会社。
事業会社の年収、給与体系
Webディレクターの年収の前に、事業会社でのポジションや階級ごとの年収について説明します。会社によってもちろん差はありますが、私の知る中で多いのは以下のような形です。
等級・グレードについて
呼ばれ方は様々ですが、「等級」「グレード」というものがあり、年に1回または2回の査定で、目標を達成すると上位階級に昇格・昇級するような制度です。
等級は「1,2,3〜9,10」のようにシンプルだったり、「1-1,1-2,1-3,2-1,2-2..」のように枝が分かれるように複雑だったり、「1,2,3,4,5,6,M1,M2」のように役職がついたところからと形が変わったり様々です。
今回は便宜的に、シンプルに「1〜10」の等級がある前提で説明します。
等級と役職について
Web業界では、学生の頃イメージしていた「係長」「課長」「部長」のような役職名とは言い方が異なる会社が多いですが、以下のような呼ばれ方で区分分けされます。
(なお、マネージャー以下は正式な肩書きとして用意しない会社も多く、リーダーやアシスタントマネージャーというものは社内的なポジションなことも多いようです。)
ここに、前項で説明した等級を当てはめると、以下のイメージです。
等級1〜4:一般
等級5〜6:リーダー、アシスタントマネージャー
等級7〜8:マネージャー
等級8〜〜:部長以上
等級と役職別の年収について
役職別での年収ですが、まず大体の会社で同じ年収としているのがマネージャーです。前項で言う等級7の部分ですが、年収800万前後に設定している会社が非常に多いと思います。
そしてそのひとつ前のポジションであるリーダークラスが結構大きな幅になってくるのですが、年収500後半〜800万くらいになります。
その下の一般クラスが年収450万〜500後半というイメージでしょうか。
なお、部長は年収900万〜1000万くらいだと思います。
先ほどの形でまとめると以下になります。
一般:450万〜500後半
リーダー:500後半〜800万
マネージャー:800万〜
部長以上:900万〜
Webディレクターの年収
ではWebディレクターの年収はいくらくらいなのか?
Webディレクターの年収について、スキルと経験によって大きく変わってきますので、能力x年齢別にまとめてみました。(完全に独断ですのでご了承ください。)
①普通の人(70%くらい)
22〜25:450〜500万
26〜29:500〜570万
30〜34:570〜650万
②そこそこできる人(25%くらい)
22〜25:450〜550万
26〜29:550〜650万
30〜34:650〜800万
③すごい人(5%くらい)
22〜25:450〜550万
26〜29:550〜750万
30〜34:750万〜
最初の2,3年くらいはそこまで大きく差がつくことはないですが(会社の制度的にも最初あまり差がつきにくくなっている)、4年目以上の20代中旬〜後半で年収に差が出てくるイメージです。
また、25歳になった時、30歳になった時にどれくらいの年収なのかで、その人がどれくらいのクラスになっていくのか見えてくるタイミングなのかと思います。
会社による平均年収と見る時の注意点
前項のWebディレクターの年収は、あくまで私の周りの会社の話ですが、事業系の会社で一部上場会社であればそこまで外していないかと思います。
なお、会社によって平均年収が100万位くらい違っていたりも多いですが、理由は以下が多いと思います。
①新卒が多い
当たり前ですが、全社員の中での新卒の割合が増えると、最低等級のメンバーが増えるために自然と平均年収は低くなります。平均年収を見る時は、社員の新卒・中途の構成比を見つつ平均給与を確認してみましょう。
②リーダークラスとマネージャークラスが年収差が大きい
ここはかなり大事な点なので、転職の際には必ず意識したほうがいい点です。
マネージャーの年収が800万ほどと書きましたが、その一つ下のリーダークラスと大きな差があることがあります。
具体的には以下のような場合です。
【会社A】リーダー:〜650万 マネージャー:800万〜
【会社B】リーダー:〜780万 マネージャー:800万〜
会社Bの場合マネージャーにならなくても、ほぼマネージャー同様の年収をもらえるのに対し、会社Aでは一つ下なだけで大きな差があります。
マネージャーの席が少なく、650万までは早くても、そこで詰まってしまう会社だと平均年収が低くなってしまうこともあります。また、この会社Aの場合だと、長く働いてもマネージャーになることができなく、中途半端な年収のまま会社に縛られてしまう可能性もあります。(低くはないですが、そのまま歳をとるのも危険)
マネージャー以下は残業が出るのが基本なので、650万でも多く残業をするとマネージャーに近い額になったりもしますが、基本給の部分で650万で頭打ちしてしまうのは今後のキャリア上好ましくない年収だと思います。
マネージャーになれそうな見込みがしばらくなさそうなら、転職も視野に入れるのが大事だと思います。
以上、②は特に中の人に聞くなどしなければなりませんが、平均年収を見る際には注意してみてください。
転職による年収アップの方法
Webディレクターとしての経験とスキルを磨く、というのはもちろんですが、先ほどの会社Aのように、会社の年収・給与の仕組みによってはどうしても上がらない場合もあります。
年収だけで考えるのであれば、会社も以下のように分類されるので、その時々に応じて年収を上げやすい会社へ転職を考えるのもありだと思います。
・新卒〜25歳くらいまでに入る会社
新卒当初の給与水準がそこそこ高く(400以上)、500万くらいまで上がりやすい会社を選びましょう。マネージャークラス以下の最大年収が低い(600万代)が、500万代が非常に多い会社では、500万代に上がるのは比較的早い会社も多いと思います。
・25〜30以上で入る会社
マネージャーにならなくても、700万(できれば700万後半)をもらえる会社を狙いましょう。ポジションがなくても年収が止まるリスクは少ないですし、700万程になれば、次の会社でいきなりマネージャーからも狙える水準になります。
・マネージャー以降に入る会社
マネージャー、部長以上での年収レンジが高い会社を選びましょう。大きい、または外資の選択肢になってきますが、部長クラスでも1200万〜程もらえる会社です。
また、こういう会社は新卒〜600万代くらいで入るのはあまりオススメしません。叩き上げでマネージャークラス以上になるのは少なく、外から入れることが多いからです。
あくまでも私の周りでの話を参考にしているので、当てはまらない人も多くいるかもしれませんが、参考になれば幸いです。
結婚式二次会の景品まとめ!10万円で揃える景品を予算別に紹介
結婚式の二次会ではゲームでの景品も楽しみの一つですよね。
参加側のときは楽しいだけですが、二次会幹事を任された場合、案外迷ってしまいなかなか決めるのに時間がかかってしまうものです。
ただ二次会で一番お客さんが楽しみにしてるのは、ゲームでの景品!
最高の二次会にするために、鉄板の景品を予算別に紹介したいと思います。
結婚式二次会の人気景品
景品紹介の前に、景品は何個くらいが良いか、どのような予算配分が良いかについてです。数回幹事経験がありますが、ベタに以下の予算配分で景品を用意するのが鉄板かと思います。
①メインの景品を1個
②副賞の景品を2〜3個
③そこそこの景品を5〜8個
④多くの人に当たるようの景品を10個
目玉となるメインの景品を用意しつつ、多くの人にもらえる景品も用意しておくことが盛り上がるためのコツになります。
それでは、予算別に使える景品を以下でご紹介します。
なお、予算は今まで一番多かった 10万円 として紹介します。
結婚式二次会でのメインの景品
メインの景品はどーんと!盛り上げるために誰もが欲しい景品を用意しましょう。
予算的には15000〜25000円の景品がおすすめです。
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個人的に一番オススメなのがこちら!小型なのに迫力のサウンドが出せるBoseのSouldLink!今まで外したことがなく、男女ともに絶対嬉しい商品です。
こちらも同じく鉄板の景品!最近高くなってきたので二次会でもらえるととても喜ばれます。パートナーのいない方に当たった場合、二次会参加者の同じくフリーな方を紹介してあげるようなものがあれば更に盛り上がるかもですね。
結婚式二次会での副賞の景品
副賞の景品もメインに負けずな景品を用意しましょう。
予算的には10000円ほどが目安になります。
松阪牛 カタログギフト券 GCタイプ 【 お礼 お祝 お中元 お歳暮 引き出物 牛肉 和牛 すき焼き ステーキ 焼肉 松坂牛まるよし 】
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普段なかなか買わない松坂牛も嬉しい景品!二次会では専用のパネル付きが盛り上がるのでオススメです!
案外、副賞って一番中途半端な値段で困りますよね。そんな時はカタログギフトを用意しちゃうのもオススメ!上記の景品以外にも、温泉ギフトだったり、体験型ギフトもあるので参加者に喜ばそうなものをピックアップしてみると良いかもしれません。
この他にも、ディズニーチケットをメインにしなかった場合は、副賞にディズニーチケットを使うのもオススメです!(パネルなど用意せず、ディズニーストアなどで替え刃16000円くらいで買えますので)
結婚式2次会でのそこそこな景品
実用的で普段使いには嬉しかったな景品をここに持ってきましょう。
予算は5000〜8000円ほどで、数を取るか、質を取るかバランスを見て予算杯分すると良いです。また、男女の比率や年齢層を見て、ウケそうなものをチョイスしてください。
結婚式二次会だけでなく、様々な場面で外さないのが今治タオル。持ってない人はもちろん、持っている人でももっと欲しい景品です!センスの良いと思われるので是非オススメです。
こちらも欲しいと思っていても、自分では買わないもの。予算に余裕があれば、専用カプセルも一緒につけてあげれば嬉しいものです。
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ちなみに、少し予算が足りない場合は、ちょっと安い上のモデルでも十分に使えますよ!
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タイガーのジューサーです。健康志向なものが流行っているので、簡単に使えるこういう景品も喜ばれますよ。
電気ケトル、必須じゃないけど欲しいと思っている方は絶対います!ラッセルホブスは女性に大人気のオシャレブランド。形も可愛い上に、値段も丁度良いのでオススメの景品です。
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ポケモンGOをしてなくても、常にみんな困っているのがスマホの充電。色々とありますが、ダンボーのバッテリーは可愛いので女性にもウケます!
半分ネタですが、盛り上げ役の人がいたりするなら良いかも!誰に当たっても、そのばで飲んでもらうようなイベント景品とするなど、使いようではありかもしれません。
結婚式二次会での多くの人のための景品
景品が少なすぎると、ゲームも途中で冷めてしまうものです。ですので、安くても皆が嬉しい鉄板景品を数多く集めておきましょう。
スターバックス スタバ ギフト カード 限定デザイン 2014 ホリデー99 No.81 『感謝の花束』
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私はいつもコレです。スタバのギフトカード!
1000円分のギフトカードを大体10人分くらい用意しておいています。
ネットでも買えますが、これは店舗で買ったほうがお得なので、お店に行って購入しましょう。当日でも全然買えるのでオススメですよ。
スタバギフトだけではつまらない!っていう場合は、新婦の好きなものにまつわる景品もオススメです。例えば、猫好きの新婦の時には以下のようなものを用意しました。
という感じで、以上がまとめになります。私はいつもこんな感じの予算配分で買っていますが、いつも盛り上がってると思います!
悩んでる二次会幹事さん、ぜひ参考にしてみてください^^
キュレーションメディアのビジネスモデルと作り方
キュレーションメディアのWelqが昨年末に炎上し、Web業界全体がバタバタとしておりましたが、まだ完全鎮火とはいかない状態ですね。
例の問題はさておき、これだけキュレーションメディアという言葉も有名になったので、どういうビジネスモデルなのか、まとめておこうかと思います。
キュレーションメディアって何?
そもそも「キュレーション」っていう言葉が分かりにくいですよね。簡単にいうと、「何かのテーマに沿って、情報を、まとめたサイト」だと思って問題ないと思います。
WelqはDeNAのサービスで、「ライトな医療情報」というテーマで運営されており、一番有名なMeryは「トレンドに敏感な女の子の情報」をテーマに運営されていました。
また、キュレーションサイトは、ライター登録すれば基本的に誰でも書くことができますので、「運営会社内のライター」と「外部のライター」両体制で記事を執筆しています。
このようなサイトをキュレーションメディアと呼びます。
昨年末のキュレーションメディアの炎上は何が問題だったの?
途中から問題的がすり替わった(燃え広がった)感も否めないのですが、以下のような流れで大炎上という認識です。
①DeNAのWelq(ライトな医療情報のキュレーションメディア)に掲載されている医療関連の情報が、薬機法に違反しているのではないかと炎上。
【薬機法とは?】
「サプリや健康食品の情報で、勝手な医薬品的な効果効能をうたったらNGだよ」や「薬などを売る時には、名称や成分など、必要な情報を載せないとダメだよ」というような非常に大事な法律です。健康や命に関わる法律なので、重い罰則のある法律です。
②薬機法の話から、「そもそも著作権違反じゃない?」と炎上
薬機法での炎上は「まあそうだよな」、と多くの人もふーんと思える内容だったのですが、著作権違反の問題に飛び火しました。
もちろん、100%真っ白なことをやっているかと言えば違うのですが、コレに関しては「ここ突っ込むと、Web業界全体で似たところあるかな」という位広い範囲に燃え広がったなという印象がしました。
その結果、Welqだけの問題でなくなり、DeNAが運営している10個のキュレーションメディア全てを止めるまでの状態となりました。そしてこの件はDeNAだけでは収まらず、リクルートやサイバーエージェントの同様のサイトにも影響を及ぼしサービス停止や記事削除などの状態になっています。
③外部のライターに「1文字1円以下で書かせるとか最悪じゃない?」と炎上
①→②だけでも大炎上だなと感じたのですが、燃えたりないのか、「外部ライターへの支払い金額」にも言及が及びました。
ここも理由は「支払い金額が安いから、コピペのような著作権無視な記事になる」ということを前提だったのだと思いますが、外部ライターへの支払い額、外部ライターを探すためのプラットフォーム(クラウドワークス等)も批判の対象となりました。
本件については諸々詳しくまとめてくれているサイトが多いので、内容はこれくらいの概要のみですが、個人的には以下2点が驚く点でした。
① 薬機法での炎上から著作権について、ライター報酬について、まで広がったこと
② SNSの指摘から、一般ユーザーも巻き込みすごい速度で問題となったこと
これまでは見えなかった点も、すぐ一般ユーザーの方々にまで広がってしまうので、その逆鱗に触れてしまうとこうなるのか、、と自分も気を引き締めないとなと感じました。
キュレーションメディアのビジネスモデルについて
キュレーションメデイアがどのように収益化しているか、ビジネスモデルについて書いていきたいと思います。
キュレーションメディアによっては異なるタイプのものもあるかもしれませんが、基本的に収益のマネタイズポイントは大きく以下の3つになります。
また、メディアの立ち上げ時は①のみで、成長させるに従って②・③の収益もあげていける形なので、立ち上げからのフェーズごとにまとめていきたいと思います。
キュレーションメディアの収益ポイントをフェーズごとに解説
①アドネットワークでの広告収入
メディアを立ち上げてからしばらくの間は、まずメディアとして形を成すために、ひたすらメディアテーマに沿って記事を作成していきます。まずは記事作成数等をKPIに持ち、PVを大きくしていきます。
テーマによって獲得できるユーザー数も異なりますが、100万UU以上を目指すのが最初の壁になるのかと思います。
(例えばグルメや旅行系のテーマであれば1000万も可能と思いますが、ファッションであれば100万〜300万などテーマで幅があります。さらにニッチな場合は50万でもトップを狙えるので、テーマによって異なります。競合のボリュームから目標値を確認しましょう。)
この間の収益は、GoogleAdsenseなどのネットワーク広告で収益を上げています。
とは言っても、アドネットワークの収益はPVあたり0.3円くらいが平均ですので、記事を量産していく過程の費用は全く賄えず、事業としては完全に赤字で辛いフェーズだと言えます。
ただ、ユーザー数の頭打ちもなく、やればやるだけ伸びていくフェーズでもあるので予測通りに伸びているのであれば精神的にはモチベーションは維持しやすいフェーズでもあります。
②純広告収入
ある程度ユーザー数を集めることができ、メディアとして力がついてきてからは、各企業からの純広告やタイアップ広告を獲得することフェーズになります。
純広告はアドネットワークと異なり1件で100万〜1000万レベルの単価になるので、ここで大きいクライアントをつけられるようなメディアになると成功が見えてきたなというイメージです。
ただ、クライアントから広告を受注しても、最初はテストとして100万など低目の額でやることが多いと思います。クライアントからしても、初めての媒体で効果がわからないものに大きな額は投下できないので、この初めのテスト出稿で納得いく効果を出せられるかは大事なポイントです。納得いく効果を出すためには、「質の良いユーザー」がメディアに集まっているかです。
テーマに沿って、しっかり質の高い記事を提供し、メディアのファンを形成できれいてば、そこに掲載された広告もユーザーは信用して買ったりしてくれます。
逆に、普段いろいろな流行り物の記事でPVを集めているだけだと、PV数自体は大きくても、メディア自体のブランド価値が高くない状態なので、広告を出しても効果が出にくく、結果として伸びていかないケースもあります。
ですので、中長期的にメディアのブランド力をつけられるようにしていくことが必要ですね。
例のDeNAのキュレーションメデイアでもここまでのメディアは多くなかったので、簡単ではないことが分かりますが、このフェーズで安定的にクライアントが取れるようになってくると、事業も単月で黒字が見えてきます。
③アフィリエイト収入
最後はアフィリエイト広告です。
MERYも後半やっていましたが、MERYで紹介した紹介した商品がメディア上で購入できるようになっていましたね。テーマをしっかり固めて、メディアのファンを作ると、そこに来たユーザーを購入まで送客できる力のあるメディアになるのでその後は黒字が大きく出せるフェーズになります。
「あそこのメディアに載っていたから買った」のように、そこで買うこと自体がブランドとなるようなメディアになることが最終的なゴールになるのだと思います。
ざっくりですが、キュレーションメディアは以上のような形で作られていることが多いと思います。上場企業などでは、早期に売上を立て収益貢献をすることが求められますが、急ぎすぎてしまうことで、一旦ユーザーは獲得できているがコアなファンが作れずその後のビジネスに繋がらないということも多いです。
メディアというものは、時間をかけて少しずつ信頼を獲得していくものなので、外からの圧力があっても、最終的なゴールをきちんと説明して会社内や外部を説得していくこともWebディレクターには必要なのだと思います。
長くなりましたが、まだまだチャンスのある世界だと思いますので、記事ライティングとSEO領域で自信のある方は是非チャレンジしてみてください。